眼窩底骨折は手術しないべき?経験者が語る5つの理由!
スポーツ選手の多くが経験している眼窩底骨折。
私も小学生時代ミニバスを習っていましたがそこで、私より体格の良い子の頭部と激突。
眼窩底骨折をしてしまいました。
そこで今回は眼窩底骨折についてお話します。
眼窩底骨折の症状と病院の対応
- 嘔吐
- 鼻血
- 頬や口元の痺れ
- 複視(二重に見えるなど)
などが挙げられます。
私の場合は嘔吐と頬や口元の痺れ、複視を経験しました。
病院に行くとまず始めに、嘔吐や頬や口元の痺れを問題視されて、脳外科に行き、CTを撮ります。これは脳の問題を最優先でチェックするためです。
理由としては、眼窩底骨折の多くがスポーツ中が多いため、病院は転倒や激突などの際に脳に障害が起きた可能性も含めて確認します。
また、実際に脳へのダメージもある場合がありますので、眼科だけでなく、脳外科へ行くこともおすすめします。
治療法について
眼窩底骨折の場合、怪我の程度が軽い場合には、経過観察で治癒を勧められます。
しかし骨の損傷が酷い場合や複視などの症状がある場合には手術を勧められる可能性があります。
また、眼球は脂肪でできています。
眼窩底骨折によって、穴が空いてしまい脂肪(眼球)が下にズレてしまいます。
そのため、眼球の位置を元に戻す治療も行います。これは手術ではありませんが、麻酔をかけて行いますので、大変体力を使います。
日にちを置いて、2〜3回程度行います。麻酔をかけていますが、成人男性でも悲鳴を上げてしまう方が多いと言われてるほどの治療です。
私は手術をおすすめしない
まずはじめに、私は都内屈指の大学病院へ通院し、医師と相談をしましたが結局のところ手術を行いませんでした。
その理由として、一番大きいのが「手術ししても完璧には治らない」ことが挙げられます。
眼窩底はとてもモロく弱い骨のため、再度成長するまで、時間がかかります。そのため「完璧には治らない骨折」として医師には説明を受けました。
腫れなどは3カ月程度で完治しましたが複視については半年以上かかる方も多いようです。
私があくまで手術をおすすめしたいのは、あまりにも酷い状態では医師が即手術を勧めた場合。また、プロスポーツ選手などで、一刻も早く完治させたい場合になります。
眼窩底骨折中にやってはいけないこと
- 鼻をかむ
- クシャミをする
- プールに入る
鼻と眼窩底は繋がっています。そのため、鼻をかんだりクシャミをすることで、骨折により穴の空いた場所から脂肪(眼球)が垂れてしまい、悪化させてしまいます。
また、プールは眼球に水圧がかかってしまい、同じく眼球に影響を及ぼしてしまいます。
目を擦ったり、押したりすることは絶対にやめましょう。
最後に
怪我後のアイシングなどの細かなケアについては、担当医にご質問下さい。
私の場合はアイシングをして、腫れを抑えることになりましたが、重度な眼窩底骨折の場合は目にモノを乗せることは悪化に繋がる場合もございますので、必ず細かな質問を担当医にするようにしましょう。
また、怪我後のスポーツは控え、少なくとも3ヶ月程度は安静にしましょう。