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色水遊びや布染めで遊ばれているヨウシュヤマゴボウは危険【食中毒】

みなさんはヨウシュヤマゴボウを知っていますか?名前は聞き覚えが無くても誰もが見たことがある植物。

そんなヨウシュヤマゴボウが現在「毒性外来種」として注目され、誤って食べると食中毒や最悪の場合死に至るケースもあると注意喚起されています。

今回はヨウシュヤマゴボウについて少し述べていこうと思います。


ヨウシュヤマゴボウとは?

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この写真をみて「これ見たことある!」
と思った人はたくさんいると思います。

ヨウシュヤマゴボウはいま現在でも、住宅街の庭先はもちろん、河川敷や通学路までいたるところにある「ヤマゴボウ科」の植物です。

実はもちろん根にも毒性を含んでいます。


ヨウシュヤマゴボウは色水遊びや布染めとして遊ばれている


幼稚園や保育園では、ヨウシュヤマゴボウの実を潰して水を入れたペットボトルにいれて「色水遊び」をしたり、ヨウシュヤマゴボウの実を潰して布染めしたりしている学校が現在でも多々存在しているそうです。

また、ヨウシュヤマゴボウはモリアザミ(通称ヤマゴボウ)と似ているため庭先に生えたヨウシュヤマゴボウを間違えて食用として調理して食中毒を起す年配の方も続出しています。

ヨウシュヤマゴボウは実はもちろん根も毒を含んでいるため、ヨウシュヤマゴボウに触れた際はしっかりとした手洗いを行わないと食中毒の原因になります。

からだの小さな幼稚園児や保育園児は数粒食べるだけでも致死量の摂取となってしまうため、ヨウシュヤマゴボウを使って遊ぶことは避けることをおすすめします。

ヨウシュヤマゴボウの味は?


実際、私はこちらのヨウシュヤマゴボウを食べたことがあります。
熟れていいる実だけど、ほんのり甘いけど酸味の強い酸っぱい果樹です。

また、熟れてない実ですとトマトのような酸味が際立っていて全く美味しくありません。


おはスタでヨウシュヤマゴボウをブルーベリーとして紹介した事件も

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2006年10月にテレビ東京系列のおはスタの名物企画「小学校紹介」のコーナーにて、校内に生えていたヨウシュヤマゴボウをブルーベリーとして紹介していた事件が起きた。

番組終盤には司会の山寺宏一さんがお詫びと訂正を入れて、ホームページなどにもお詫びを掲載した(現在はお詫びページは消去済み)

このように、ベリー系の植物に非常によく似てることからメディアはもちろん専門家でも、間違えた知識を持っていることが多いのがヨウシュヤマゴボウなのだ。

ヨウシュヤマゴボウの花言葉

ヨウシュヤマゴボウの花言葉は「野生」

明治初めに鳥により渡来してきた外来種であることや、熱さや寒さにも強いことからこのような花言葉になったのではないかと言われています。


ヨウシュヤマゴボウの駆除の方法は?

ヨウシュヤマゴボウは食べなければそこまで問題はありません。
しかし、お家が通学路だったり小さな子供が行き交う場所にヨウシュヤマゴボウが生えてる場合は必ず駆除するようにしましょう。

お子さんだけでなく犬や猫などのペットにも影響を与えてしまうのが毒性外来種であるヨウシュヤマゴボウの特徴です。

では、どのようにヨウシュヤマゴボウを駆除すれば良いのか。
普通に引っこ抜こうとしても、根っこが頑丈のため根が残ってしまいすぐに生えてきます。

そのため除草剤を散布することをおすすめします。

ヨウシュヤマゴボウにおすすめな除草剤

アイリスオーヤマ 除草剤 速効除草剤 4L SJS-4L

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Amazonで1番人気でベストセラーにも選ばれてる除草剤です。

小さな穴が何個か空いているため、シャワーのように直接狙った場所に除草剤をかけることができます。

近くに花や植物を育てていても、直接除草剤がかからなければ他の植物には影響がありませんのでとてもおすすめの除草剤です。

最後に

ヨウシュヤマゴボウの実は、根に比べて毒性は少ないですがお子さんが口に運ぶと大変危険です。幼稚園や保育園でヨウシュヤマゴボウを使った色水遊びや布染めをしている場合は、これらの事実を伝えて直ちにやめさせるようにしましょう。

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