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ヨシタケシンスケのおすすめ人気絵本7選【想像絵本】

少子化の昨今、絵本作家で1万部売れればヒット作と呼ばれており、絵本の売り上げは年々減少している。そんななか、10万部を超える絵本を販売しているのが「ヨシタケシンスケ」だ。

そこで今回はヨシタケシンスケ先生についてのまとめと私がおすすめするヨシタケシンスケ先生の絵本7選を紹介します

目次

ヨシタケシンスケとは?

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‪@BronzeShinshaから引用
ヨシタケシンスケ。
1973年、神奈川県生まれ。
筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。
日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。
『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で、第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞などを受賞。2児の父。
ヨシタケシンスケさんは芸術研究科を卒業しています。絵本作家になる前は、イラストレーターとして児童書をメインにした挿絵や装画など美術の分野で様々な活動をしていたようです。

ヨシタケシンスケ先生は想像絵本で有名

ヨシタケシンスケ先生は「想像をずらす=想像絵本」で有名です。
代表作「りんごかもしれない」を読んでみると、ただただ、テーブルの上に置いてあるリンゴから

  • もしかしたらりんごの形をした○○かもしれない
  • もしかしたら全部皮かもしれない
など、読み手の想像を引き立てる(想像をずらす)絵本になっています。
小さなお子さんはもちろん、大人の頭のストレッチにもおすすめできる絵本になっています。

それでは以下でヨシタケシンスケ先生のおすすめ絵本を紹介していきます。

りんごかもしれない(ヨシタケシンスケ)

りんごかもしれない

りんごかもしれない

テーブルの上にりんごがおいてあった。 ......でも、......もしかしたら、これはりんごじゃないかもしれない。もしかしたら、大きなサクランボのいちぶかもしれないし、心があるのかもしれない。実は、宇宙から落ちてきた小さな星なのかもしれない...... 「かんがえる」ことを果てしなく楽しめる、発想絵本。
先ほど紹介した「想像絵本」の代表作りんごかもしれない。
幼稚園絵本大賞など様々な賞も受賞している作品です。
子供の発想力が広がったり、大人でも脳のストレッチになったりと非常に勉強になる絵本になっています。
小学校低学年くらいまでであれば楽しく読める絵本になっているのでプレゼントにもおすすめです。

このあと どうしちゃおう(ヨシタケシンスケ)

このあと どうしちゃおう

このあと どうしちゃおう

しんだおじいちゃんがかいた「このあと どうしちゃおう」ノートがでてきた。「じぶんが しょうらい しんだら どうなりたいか」が、かいてある。「うまれかわったらなりたいもの」「こんなかみさまにいてほしい」......なんだかおじいちゃん、たのしそう。でも、もしかしたらぎゃくだったのかもしれない。ぼくだったら、どうしちゃおうかな。いま、いきているあいだに、かんがえてみよう!
絵本の中でタブーとされてる「死」を題材にした作品です。
保育園児や幼稚園児に「死」を伝えるのが非常に難しいため、売り上げが悪くなる傾向があります。
そんな死を子供にもわかりやすく説明していますが、大人が読んでも感動するのはもちろん、子供の目線から見る「死」も描かれているので大人からすると子供の想像力に脱帽します。
身近の方が最近亡くなったり、ペットなどを飼ってるご家庭にはおすすめしたい絵本です。

なつみはなんにでもなれる(ヨシタケシンスケ)

なつみはなんにでもなれる

なつみはなんにでもなれる

なつみはね、すごくいいことおもいついたよ。なつみがなにかのマネをして、それをおかあさんがあてるゲームだよ! コレ、なーんだ!?
子育てを経験したことある方ならみんなが通る「子供からのなぞなぞゲーム」を絵本にした作品です。
子供の表現力の豊かさは年を重ねるたびに衰えてしまうが、この絵本を子供と一緒に読んで表現力を磨いてみてはいかがでしょうか。
もちろんプレゼントにもおすすめです。

もうぬげない(ヨシタケシンスケ)

もう ぬげない

もう ぬげない

ふくがひっかかってぬげなくなって、もう どれくらいたったのかしら。このままずっとぬげなかったらどうしよう。このままおとなになるのかな。ぬがないまま、工夫しながら生きる? ぬげない仲間をみつけて、たのしく生きる? あれこれ考えるうち、だんだんおなかがさむくなってきて......
この絵本は3〜5歳向けの絵本ですが子育て中の大人が1番大爆笑できる絵本になっています。
ただ、子供も大爆笑できるくらいイラストがとにかくシュール!
読み聞かせにもおすすめできる絵本ですが、子供たちが一斉にマネする恐れがあるので注意が必要です!

ぼくのニセモノをつくるには(ヨシタケシンスケ)

ぼくのニセモノをつくるには

ぼくのニセモノをつくるには

けんたくんは、やりたくないことをやらせるために、おてつだいロボを買いました。ロボは完璧なニセモノになるために、けんたくんのことをあれこれ知りたがります。「自分らしさって?」、「人からどう思われてる?」考えれば考えるほど、複雑でややこしい。だけど、なんだかちょっとたのしくなってきて......
自分がやりたくないことをやらせるために、お手伝いロボットを購入したけんたくんが、ロボットに色々と教え込むお話です。
ただ、小さい子供にも大人に言えないことや、言葉で伝えられないモヤモヤしたことなど、自分にしかわからないことがあることを知っていくストーリーです。
小さなお子さんでも「自分と向き合う大切さ」が簡単に描かれているので非常におすすめできる絵本です。

りゆうがあります(ヨシタケシンスケ)

りゆうがあります (PHPわたしのえほん)

りゆうがあります (PHPわたしのえほん)

ハナをほじったり、びんぼうゆすりをしたり、ごはんをボロボロこぼしたり、ストローをかじったり…。
こどもたちが、ついついやってしまうクセ。
それには、ちゃんとした「りゆう」があるんです。
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上のスクリーンショットのように大人が読むとほっこりする内容の絵本になっています。
また、この絵本は読み聞かせをしなくても子供がイラストをみてなんとなく察してくれるみたいで真剣に読んでしまう作品です。
本の内容を聞いてみると、自分も理由があってやっているよ!ということを教えてくれるので子供の想像力が非常に豊かになるおすすめの絵本です。

ふまんがあります(ヨシタケシンスケ)

ふまんがあります (PHPわたしのえほん)

ふまんがあります (PHPわたしのえほん)

わたしはいまおこっている。なぜなら、大人はいろいろとズルいからだ。ちゃんともんくをいって、ズルいのをやめてもらおう。どうして大人は夜おそくまでおきているのに、こどもだけはやくねなくちゃいけないの? 実は、つぎのクリスマスのためにサンタさんからたのまれた調査員が「夜はやくねる子かどうか」をなんかいもしらべにくるんだよ。どうしておふろにはいる時間を大人がかってにきめちゃうの? なぞのいきもの「おふろあらし」よりさきにおふろにはいらないと、お湯がなくなっちゃうからなんだ。どうしておとうとが悪いのに、わたしばっかりおこられるの? 「おとうとのかわりにおこられてあげるやさしいおねえちゃん」って王子さまとかに、すっごい人気があるからだよ。こどもにだって、ズルい大人にいろいろふまんがあるんです!
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「ふまんがあります」同様の一問一答形式の絵本になっています。
大人の目線になって読んでみるか、子供の目線になって読んでみるかで楽しさがまた変わってくる作品です。
他の絵本にはない独特なユーモアと言葉のチョイスが子供心はもちろん大人な心も揺らいでしまう作品でおすすめです!